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HDR :ハンズオン(1)撮影編

たまに、自分がやっているHDR制作の工程があやふやになるので、ハンズオン形式でまとめてみたいと思います。
サンプルは上の写真。昼下がりのプラットフォームで、車掌さんが何かしているの図です。
人物があまり大きくないので、普通にJPEG 5ショットでも良かったのですが、それだと人物が大きかったり、動きが大きい場合に対応できなくなるので、人間を撮りたい自分としては、やはりRAW3ショットでいきました。
撮影から合成、TopazAdjust/によるディテールアップまで2回でまとめてみます。
 

せっかくHDRで撮るのなら、これくらい明暗差のある被写体を撮りたいです。普通の順光スナップをHDRにしている人も多いですが、やっぱHDRならこれくらいの明暗で撮りたいよね。病気です(笑
+0.7EVの露出補正で撮った「標準」RAWを標準現像したもの。まあ普通に写真撮りゃ、どんなにダイナミックレンジが広いカメラでも、この程度の写りになります。
+0.7EVの露出補正をかけているのは、「あわよくば明撮を標準撮のRAW現像で済ませてやろう」という魂胆。
「標準」RAWを+2EVで現像したもの。画面では屋根の部分が潰れて見えているが、ヒストグラムで見るとキレイにディテールが残っています。明撮のJPEGともあまり差がないため、これに決定。
それしれにしてもK-5の暗部ノイズは少ない。さすがデジタル一眼です。コンデジだと、暗部にノイズが多く、RAW現像が辛いです。
「標準」RAWを-2EV現像したもの。けっこうキレイに明部は出ていますが、空の青がやっぱ薄いのと、後ろの白壁の調子がありません。レンジが足りないのですね。
ちなみに、-5EVまで現像できるPhotoshopやLightroomを使っても、-2EV以下はほとんど調子がなくなって暗くなっていくだけでした。Camera RAWプラグインはあまり出来が良くないですね。
上記「標準」RAWの-2EV現像が不十分なので、ブラケットで撮った「暗撮」RAWを-2EV現像したものを用意します。ここまで落とせば太陽直撃以外なら問題ないです。
このショットだけ別ショットなので、手持ちの撮影で絵はズレているし、人物は動いています。なので、Photomergeでズレを合わせたあと、上の「暗撮」から移動分をレベルを変えて貼りつけました。背景はHDRですが、動体部分だけMDR+みたいな方法論になっています。
「暗撮」RAWの標準現像は使わないのかって? 合成箇所が増えるんで、所詮暗く写っていればいいショットにあまり手をかけるのもナニなんで。。。(言い訳=要するに合成が面倒臭い
上記4点のJPEGをPhotomatixに放り込み、トーンマッピングした結果。「飛ばさず、潰さず、ウザい画像にする」ことが鉄則です。
自分はPhotomatixの仕上がりでは、どうせ後工程で触るので、色調も、シャープさも、全部無視します。重要なのはノイズなく調子が出ていることと、ハイライト・シャドウ・ガンマが狂っていないこと。

ということで

トーンマッピング仕上げについてですが、作例を見ればわかりますが、トーマッピングをかけただけの画像と、仕上がり画像の感じは全く違います。
この後の工程でディテールアップを行いますので、トーンマッピングはあまり極端でないほうがよいです。
「トーンマッピングでは演出はしない」がポリシーですか。
ただし、トーンマッピングがいい加減だったり、条件が悪かったりすると、思い切り演出することが難しくなるので、手を抜いてはいけません。
HDR写真の作成は、料理で言うと、徹底的に下味をつけ、最後に焼いてタレをつける焼肉のようなもので、タレの味が決め手だけど、そもそも肉を焼いていないと成立しません。
あと、トーンマップだけで完成させるのも?な感じです。最近は、Nik Color EfexProのように、肝心のトーンマップ機能はミニマムで、味つけばっかり凝ったソフトがありますが、あんなもん邪道です。焼肉屋は肉だけ焼いていればいいので、味はこっちでつけるのです。勝手にやるなと(笑
 
と、ここまでは割と常識的な処理です。次回、肝心のディテールアップに関するノウハウを書きます。



福井・田原町駅
Pentac K-5 / 3Shot RAW /CaptureOneにて4JPEGにRAW現像 / 手動でズレ・動体位置合わせ / Photomatix / Topaz Adjust / TopazClean

| - | 17:33 | comments(4) |trackbacks(0)
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コメント
Topaz Ajast前と後、ずいぶん感じが変わっていますね。
師匠の仕上でTopaz Ajastが重要だということはよくわかりました。
次回は必見ですね。楽しみにしています
| zen | 2013/05/28 1:36 AM |
> Topaz Ajast前と後、ずいぶん感じが
そうです。自分はディテール演出重視です。せっかく苦労して撮って作ったHDRですので、できるだけビビッドに演出したいです(趣味が合うかどうかは別として)。
ただあんまりレタッチ色が強くならないように、このあたりの加減が難しいです。
| shockatz | 2013/05/29 1:23 AM |
とても参考になります。
自分も1年が経過して、流れもかなり変わってきてるので、1回まとめてみようかなと思いました。
| タケラ | 2013/06/10 4:29 AM |
タケラさま:
HDRをめぐる技術は、ここ1年ほど比較的安定してきたように思います。Photomatixもバージョンアップしていませんし、ほぼ内容的には出尽くしてきたような感じです。
変わったのはカメラのほうで、キャノン・ニコン・ソニー・オリンパスいずれも、特に上級機で、ブラケット露光を強く意識した機種を出してきました。
大画素フルサイズ機のHDRとなると、やはり方法論をきちんと整理する必要がありますね。
| shockatz | 2013/06/15 11:09 PM |
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